世界屈指のかん水資材メーカー、
アメリカのジャイン イリゲーション社のブログより
『果樹園の冷却は果物の品質を改善できますか?
2人の生産者が語ります!
Can Orchard Cooling Improve Fruit Quality?
をご紹介します。
米国で最も肥沃な土地にあるワシントン州では
約70000ヘクタールでリンゴを栽培しています。
暖かい日中と涼しい夜の完璧なバランスは、リンゴの
生産に理想的です。
ただし、夏の数か月間は、果物が過度の熱と日光で
日焼けすることがあります。長年にわたり、生産者は
さまざまな冷却方法を利用して、日光からの損傷の
影響を軽減し、病気や傷から作物を保護する
方法を模索してきました。
優れた結果を示している冷却のタイプの1つに
「気化熱冷却」があります。
これは、水を蒸発させるプロセスであり、気温を下げ、
周囲の温度も下げます。
このタイプの冷却では、フォガーからのミストが果物や
葉から熱を奪い、リンゴを冷やして微気候を
作り出し、成長を促進します。
ジャイン イリゲーション社はこれを長年にわたって
研究し、あらゆる果樹園に適応できる「細霧/冷却システム」を
開発しました。ジャイン冷却システムは、木の間隔、
利用可能な水、および水圧の要件に応じて、
2つの流量(6.8L/時1 or 13.6L/時)の2ウェイまたは
4ウェイフォガーで構成されます。
多くの場合、フォガーは樹列から4.5m、
樹冠付近の地上から4.5mで配置されています。
1Ha当たりの平均流量は145L/分です
(間隔と流量によって異なります)。
これは、従来のスプリンクラー方式と比較して35%の節水です。
バリコフ果樹園
ヤキマバレーの3世代目の果樹園主であり、
果物産業のリーダーであるリック・バリコフ氏は、
40年以上リンゴを栽培しています。
ドリップとマイクロスプリンクラーに
加えて、リックはハニークリス プリンゴが
日焼けやその他の物理的な傷を発生させない
ようにするために、樹木フォガーシステムを実装しました。
リックは、高密植の果樹園のすべての木の列に
4.5m間隔にジャイン フォガーシステムを設置。
彼は、ハニークリスプ リンゴで成功した大部分は
ジャイン フォガーのおかげであり、
「圃場全体を霧の毛布で覆い、気温を摂氏6度下げます。
冷却システムは、収穫量の増加、品質の向上、果物の
色の増加に貢献してきました。
リンゴを販売する際に、すべて重要な要素です。」
と言っています。
AquaTech Irrigation Supply社のオーナーである
ベンジャミン・バウマン氏は、このテクノロジーの
擁護者であり、このタイプの冷却システムを
検討するために、上記のリック・バリコフ氏や
他の生産者の協力を得ています。
ベンジャミン氏は、次のように述べています。
「ジャイン フォガーは、果樹の気化熱冷却に最適です。
低圧で、超微細な液滴サイズになる独自の設計により、
従来のスプリンクラー方式と比較して
生産者が使用する水の最大35%を節約する
ことができるのです。」
ジルクルフルーツ
もう1つのサクセスストーリーは、1800年代後半に
ヤキマバレーで設立され、果物業界のパイオニアで
あり、リーダーであるジルクルフルーツの
農場マネージャー、ノエロ・ドリゲス氏です。
ノエ氏はほとんどの時間を、いくつもの果樹園の管理に
費やし、各樹木が最大の収量と品質を得るために適切な
量の水と肥料を得ることを確認しています。
ノエ氏はオーチャードヴィンヤード&サプライ(OVS)社と
ジャイン イリゲーション社と協力して、果樹園内を
最適にカバーする為の、より低い流量と水圧でフォガーを
操作する冷却システムを使っています。
冷却システムについて尋ねられたとき、ノエ氏は
「フォッガーのカバー状況は、たいへん素晴らしい。
圃場の温度を大幅に下げる冷却効果を生み出しています。
果物で結果を見ることができ、すべての方に
この冷却システムをお勧めします。」
OVSのセールスマネージャーであるフアンピノン氏は
次のように述べています。
「私たちはこのテクノロジーに満足しており、このような
タイプの水利用効率システムを引き続きお客様に
ご紹介していきます。」
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Can Orchard Cooling Improve Fruit Quality? These 2 Growers Think So!
sunhope mailmagazine vol.13
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