農業での『SDGs』と言うと、自然農法、有機栽培、
不耕起栽培、などが思い浮かぶでしょうか。
たしかに、環境への負荷の小さい農法という意味では
農薬の使用の抑制や、温室効果ガスの
排出削減などは未来へ向けての取り組みです。
サンホープは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
少し目線を変えて『SDGs』を考えてみると、
今後も増え続ける地球の人口を養うために持続可能な
農業でありながら、効率も追及していかなければ
いけない、という側面もあります。
将来は水資源は枯渇する、異常気象が頻発する、
農耕可能な土地が減る、という現実の中で
考えなければいけないことが多そうです。
足元の現実的なところを見ると、いかに効率よく作物を
生産できるかが食糧危機の問題の解決、
農業の衰退の防止あるいは発展に重要であるかが分かります。
作物を育てる畑の土の中の状態を好適に保つ、このことで
収穫量が増える、品質が上がる、ということがあり、
そのための方法が、水やりや施肥です。
作物の健康を最大にするための人の手助け、
このことにより、収穫量や品質の向上だけでなく
植物が病害虫に強くなったり、
生産物の保存性(日持ち)が良くなるという
研究結果もあるようです。
生産物の保存性(日持ち)が良くなれば
収穫から食卓に届く間のロスが減ります。
より長い期間保存ができるようになれば
必要な場所まで届けられるようになります。
地球環境に優しいのもSDGsの一つですが、
作物に優しく、効率よく作物の生産を行うのも
SDGsの一つ。
最終的に目指すところは同じのはず。
水やりや肥料(化成肥料も含む)を活用することで
達成できるSDGsがあると思います。
関連リンク イスラエルの農業ポータルサイト
「lraelAgri」より
『Balanced Crop Nutrition: Fertilizing for Crop and Food Quality』
sunhope mailmagazine vol.18
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