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一次産業をテクノロジーでつなぐ 農業・畜産・水産養殖向け IT/IoTサービス企業

今回は「一次産業をテクノロジーでつなぐ  

農業・畜産・水産養殖向け IT/IoTサービス企業」

こちらのミッションを掲げる

「Act Node アクト・ノード」社のお話をしたいと思います。 

 

4月1日、サンホープは「SSS」(スリーエス=Smart Satellite System

スマート・サテライト・システム)発売の開始をいたしました。 

 

これは、サテライト(衛星画像)から圃場を観測し、

圃場の作物の「蒸発散量」を特殊なアルゴリズムで計算して

成長の状態に最適なかん水量を算出。

その値をコントローラーに入力し、かん水を自動で行うシステムです。 

詳しくはHPで 

スマートサテライトシステム|スプリンクラーの株式会社サンホープ (sunhope.com) 

 

このアルゴリズムには、SSSが設置された圃場の

気象状況を取り入れています。例えば、「雨の量を差し引く」

という設定を行うだけで、その時に降った雨の量を

差し引いて、かん水量が算出されるしくみになっています。  

SSSに興味をもってくださった生産者さんの中には、

雨がある一定以上を降った場合には、その降水量によって

防除のタイミングが知りたい、という方がいらっしゃいました。

また、かん水の前後で、土壌の乾燥度合いはどのくらい違うのか

数値で知りたい、という方もいらっしゃいました。 

 

生産管理に必要な情報は個々に異なりますが、コントローラーに

様々なセンサーを取り付けることによってデータの

取得が可能となります。が、データの保管場所や見え方が

バラバラだと、うまく活用できませんよね・・・。

それらのデータを見やすくまとめるのが、

アクト・ノード社のすご技です。 

 

現在、いろいろな実証(サンホープも参画中!)を

始めているところですが、このアクト・ノード社が、

実際に展開している大変面白いサービスをご紹介します。 

 

アクト・ノード社は、養鶏におけるデータ活用として、

「アクト・アップ」を開発されました。

(アクト・ノード社のHPより抜粋)

養鶏ブロイラ 青木ブロイラー様

ブロイラーの生産記録をアクト・アップによって統合管理

されている生産者様の事例です。

ブロイラー生産の重要項目である「温湿度」「飲水量」を

センサーにより自動取得し AIカメラの「体重推定」に

より毎日の体重推移を把握。

「記録データ」や「ダッシュボード」「集計レポート」を活用し、

早期の異常発見や原因の特定の効率化が実現しました。

手動作成のレポートも自動作成し、業務の効率化も可能になります。 

どのように計測するかというと・・・

 

こちらは、鶏の体重推定のためにセットアップした

Webカメラと通信装置です。

養鶏場内に置くだけで1分ごとの静止画をクラウドに送ることが

できます。500万画素で5日間程度の録画データが

カメラの中に保存されます。

この画像データを、クラウドのAIで処理すれば、分析結果を

テキストデータ化することができます。

養鶏の体重推定は、このカメラが送ってくる

11440(1分毎の写真!)を使って行います。

 

この装置を使って、鶏の体重を計測している様子がこちら

鶏は、飲む水の量に、ある係数を乗じることで、取得する餌の

量が計算されるそうです。 

 

そこで、アクト・ノード社が開発したのがこちら。 

 

鶏舎の温度、湿度、鶏が飲んだ水の量、そして、食べたえさの量、体側、

体重の記録をすべてが1つになったデータです。 

 毎日、これらの数字が明確に見える化されて、ブロイラー生産者様は

鶏の健康状況を管理することができる、というわけです。 

 

アクト・アップを導入した成果の一例 

100万羽を出荷する養鶏場において、従業員一人あたりの

担当羽数が1015程度アップしたそう。

こちらは、30鶏舎が分散していて鶏舎間の移動に時間が

かかっていました。そこでアクト・アップを

活用しカメラやセンサーによる見回り効率化、データの集計効率、

コミュニケーションの効率化、品質向上

(ロス削減と収量アップ)実現したそうです  

 

導入費用は5年換算で月額10万円程度

IT導入補助金が使えるので

実質月額6万円くらいで導入可能) 

アクトノード社にご興味がある方は、

どうぞHPをご覧ください。  

https://www.act-node.com/index.html  

 

sunhope mailmagazine vol.35