農業分野のSDGs達成に向けて

SDGsとは、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
参考サイト: JAPAN SDGs Action Platform | 外務省 (mofa.go.jp)

現在世界中で地球温暖化が問題視され、温室効果ガスの排出を削減するため全世界で脱炭素社会への実装が進み、農業業界でも農地への炭素貯留促進への動きが加速しています。
日本では原因となる温室効果ガスとして、メタンが CO2に次いで2 番目に排出量が大きく、その内訳は家畜の消化管内発酵や稲作などの農業由来のものが半分以上を占めています。
参考サイト:環境省_2019年度(令和元年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について (env.go.jp)

サンホープは、水田からの温室効果ガス(メタン)の発生を深刻に捉え、メタンの発生を抑制して土壌への炭素貯留を促進し、さらに水や肥料も削減できる「乾田ドリップファーティゲーション」という栽培方法を用いたお米栽培に取り組んでいます。

サンホープ農園日記 : 宮城お米プロジェクト レポート①設備導入、播種 (typepad.jp)

【再生農業を知るためのドキュメンタリー映画】

2020年10月公開「KISS THE GROUND」ネットフリックスで配信中(2021年8月現在)
気候変動対策で注目されてきたのは、頭上に存在する大気の状態。だが実は、地球を救うための鍵は足元の大地にも隠されていた。植物、動物、自然の力で荒れた農地を再生し、作物を育てる「再生農業」についてのドキュメンタリー。

映画を作成したのは、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とする非営利団体KISS THE GROUND。土壌再生プログラムに取り組む農家への指導とサポート、再生農業支援のための募金活動、子供への教育など様々な活動を通して、再生農業の普及に努めています。